【実施報告】3/8世界防災フォーラム2025においてFUKUSHIMAサイエンスパーク構想のセッションで「BOSAI人材育成」の取組を紹介
2025.03.21|未分類
2025年(令和7年)3 月8 日(土)、仙台市国際センターで開催された世界防災フォーラム2025において,「FUKUSHIMAサイエンスパーク構想」(※)についてのセッション(主催:東北大学グリーン未来創造機構)が開催されました。
今回のセッションでは、グリーン未来創造機構長の湯上浩雄教授(副学長/工学研究科)による本活動の趣旨を説明したビデオメッセージから始まり、続いて同副機構長でもある今村文彦教授が「FUKUSHIMAサイエンスパーク構想」についての説明を行った後に、司会・進行を務めて5名が話題提供を行いました。
最初の「BOSAI人材育成」については、齋藤玲助教が「温故知新」や「総合知」といったキーワードで示されるコンセプトや、また昨年に浪江町で開催されたキックオフミーティングでのワークショップでの議論を踏まえ、その後検討されている人材育成メニューの紹介等を行いました。
その後、小野寺秀明特任教授による浜通りの自治体との連携協定やそれに関連する取り組みの紹介、大谷隆二教授(農学研究科)によるF-REI(福島国際研究教育機構)との連携による農業分野の研究・活動、小原倫太郎さん(公共政策大学院)による小高をフィールドとした政策提言型ワークショップの活動や、内山巧稀さんによる学生ボランティアサークル「福興YOUTH」の活動紹介がなされました。
当日は朝早くからにも関わらず、多くの聴講者が訪れ、FUKUSHIMAサイエンスパーク構想における浜通りをフィールドにした数々の復興に向けた取り組みが注目されていました。
※:東北大学では、社会共創事業を福島県浜通り地域にも展開するために「FUKUSHIMA サイエンスパーク構想」を推進しており,その一環として世界へ発信する 「BOSAI 人材育成」に取り組んでいます。ここでは、東日本大震災の教訓や災害対応を学び、「想定外」を無くし「犠牲者ゼロ」を実現するために、既存の防災・減災の知識と最先端の【総合知】を合わせ持ち、将来の社会変化にも柔軟に対応できる人材育成を目指しています。
今回のセッションの概要と話題提供者は次の通りです。
■ ビデオメッセージ:
湯上 浩雄 副学長・グリーン未来創造機構長(工学研究科)
■ FUKUSHIMAサイエンスパークについて:
今村 文彦 副理事・グリーン未来創造機構副機構長(津波工学研究分野)
■話題提供
・齋藤 玲 助教(認知科学研究分野/情報科学研究科)
BOSAI人材育成プログラムについて
・小野寺 秀明 特任教授(グリーン未来創造機構)
福島浜通りでの取り組み
・大谷 隆二教授(農学研究科)
F-REIとの連携(主として農業分野)
・小原 倫太郎さん(公共政策大学院)
公共政策ワークショップ(南相馬氏小高区をフィールドとして)について
・内山 巧稀さん(学生ボランティア・福興YOUTH)
福興YOUTHの活動内容について




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