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機構長挨拶
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2011.3.11の東日本大震災発災から今日まで、東北大学は被災地に所在する総合大学として東北復興・日本新生を牽引するため、「災害復興新生研究機構」を中心としたプロジェクトや社会共創プロジェクト「社会にインパクトある研究」などの様々な取組を展開してきました。そして、その過程で多くの経験、教訓、知見を培うとともに、産・官・学・民のさまざまなステークホルダーとの連携を通して「社会とともにある大学」という独自のアイデンティティを発展させてきました。
東日本大震災から13年以上が経過した今、世界は地球温暖化をはじめとする環境問題や、激甚化・頻発化する気象災害や感染症等の新たな災害への対応など、複雑で多様化した課題に直面しています。このような現代社会において、アカデミアには、最先端研究の推進はもちろんのこと、その成果の社会実装によってこれら諸課題の解決へ貢献することが強く求められています。
東日本大震災以降の東北大学は、まさに研究成果を短期間で社会実装するということを実践し続けてきました。また、国際卓越研究大学の候補として選定され、体制強化計画の認可の水準を満たし、認定される見込みとなっています。
今後さらに大学の活動基盤にデータやAIを掛け合わせ、5つの柱(カーボンニュートラル・ネイチャーポジティブ・サーキュラーエコノミー・リカバリー&レジリエンス・宇宙)のもと、SX (SustainabilityTransformation)を推進します。「グリーン未来創造機構」を通して、東北大学は未来へ向けた新たな一歩を踏み出し続けます。