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ソルガム残渣を分解・糖化する酵素群の全容を解明: 微生物酵素による環境にやさしいブタノール製造に期待

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東北大学グリーン未来創造機構 グリーンクロステック研究センターのSahar Hamido特任助教、田丸浩教授らの研究チームは、資源作物ソルガムの搾りかす(バガス)の分解・糖化に有効な、嫌気性セルロソーム生産菌 Clostridium cellulovorans 由来の酵素群について、プロテオーム解析により全容を明らかにしました。

本研究は、福島国際研究教育機構(F-REI)の支援のもと、福島県浜通りでの資源作物ソルガム栽培と、収穫・搾汁後に生じる搾汁かす(バガス)を未利用バイオマスとして高度活用することを見据えて進められました。

本成果により、ソルガムバガスのような植物残渣に対して、どのような酵素群が有効に働くかの理解が進みました。今後は、地域で排出される未利用農業残渣や食品廃棄物、古紙など幅広い未利用バイオマスに対応した酵素カクテル開発を進めることで、バイオブタノール製造の高効率化や、さらには再生航空燃料(SAF)などの次世代グリーンプロダクト創出への貢献が期待されます。

論文情報(Web掲載欄)
• 論文タイトル:Proteomic Characterization of the Clostridium cellulovorans Cellulosome and Noncellulosomal Enzymes with Sorghum Bagasse
• 著者:Mohamed Yahia Eljonaid, Fumiyoshi Okazaki, Eiji Hishinuma, Naomi Matsukawa, Sahar Hamido, Yutaka Tamaru
• 掲載誌:International Journal of Molecular Sciences
• 公開日:2025年12月3日
• DOI:10.3390/ijms262311728