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【開催報告】グリーン未来創造機構シンポジウム vol.3

2023.11.22|イベント, 報告

グリーン未来創造機構は、2023年11月16日(木)室町三井ホール&カンファレンス(東京都)にて『東北大学グリーン未来創造機構 vol.3 自然資本獲得とネイチャーポジティブ』を開催しました。

本学 理事・副学長である冨永悌二教授の開会挨拶に続き、ご来賓の環境省 自然環境局自然環境計画課長である則久雅司氏よりご挨拶をいただいた後、各講演へと入りました。


本機構長である湯上浩雄教授の機構概要説明に始まり、続く本機構所属の藤田香教授は、『ネイチャーポジティブを価値や機会の創出に結びつける』と題し、ネイチャーポジティブの概要、TNFDを用いた自然保全、良化と金融資本の集積について行われている取組を中心にお話いただきました。

本学生命科学研究科・近藤倫生教授からは『ネイチャーポジティブ成長を支える高度生物多様性情報インフラ:ANEMONEの挑戦』と題し、自然環境の高度かつ複雑なシステムを理解し、自然と人間社会の調和からなる持続的な自然利用最適化についてお話をいただきました。続いて、本シンポジウムの後援企業であるMS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社のサステナビリティ推進部・沖宏治部長にご登壇いただき、『MS&ADグループの自然資本への取組』と題して、企業や金融機関、または地域支援や海外支援といった様々な観点からの取組についてご講演をいただきました。

講演後には、名刺交換などの交流を含めた企業サロン&ポスターセッションが開催され、聴講者の皆様は、ブース出展をしていただいた企業様や本学研究室の展示を熱心にご覧になり、担当者の説明を聞いてご質問されている様子が各所で見られました。

シンポジウム後半は、講演者3名によるトークセッションが行われました。聴講者からの質問も受け付けながら、双方向での活発なセッションとなり、盛り上がりを見せたコーナーとなりました。

聴講者からは、「講演の後に質問ができる時間があったので意欲的に参加することができた。」「ネイチャーポジティブ、TNFDの事例を吸収することができ、自分たちも急いで対応する必要を感じた」とのご感想や、「自社で行える自然への取組を考える契機となった」とのご意見をいただきました。

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